三ツヶ峰(970m)〜野道山(924m)

【前書き】
 三ツヶ峰〜野道山は、山口県阿東町の国道9号線の南側に連なる山です。この付近では以前に高岳山や莇ヶ岳(あざみがだけ)に登っています。今年の正月に登ろうとしたのですが、雪で登山口までたどり着けずに断念していました。朝起きると天気も良さそうなので急遽、再チャレンジすることにしました。

【年月日】’08.1.14(月)
【コースタイム】三ツヶ峰登山口(10:20)→三ツヶ峰(11:35-45)→野道山(13:40-50)→三ツヶ峰登山口(15:25)
【同行者】単独
【場所】国土地理院 ウオッちず地図閲覧サービス(試験公開) 513146 2万5千分1地形図名:椛谷 [北西]
                    地図閲覧サービス(試験公開) 513145 2万5千分1地形図名:徳佐中 [南東]

【写真と解説】

この手前に野道山登山口がありますが、そこは下山口にしました。
この三ツヶ峰登山口から三ツヶ峰までは佐波川沿いに源流を求める道です。

佐波川源流です。三ツヶ峰はもう直ぐです。
要するに三ツヶ峰〜野道山の尾根は日本海と瀬戸内海川側、山陰と山陽を分ける尾根なのです。
確かに日本海と瀬戸内海両方が見えます。

三ツヶ峰から見た十種ガ峰です。雪煙舞う十種ガ峰の姿は美しいです。

写真右の山は青野山です。写真左の町は津和野です。
三ツヶ峰は山口県阿東町、山口市、島根県柿木村の3境界です。
上の海は日本海です。

南方には弟見山、莇ヶ岳に続く尾根が見えます。写真右の山が弟見山だと思います。

三ツヶ峰から野道山に続く尾根は笹だらけで登山道はかなり不明です。
道はあるのですが、笹に覆われているので目で登山道を確認するのは結構難しいです。
登山道の中心部の笹が僅かに凹んでいます。
笹に付着していた雪が融けて、下半身はびしょ濡れになりました。
途中からロングスパッツを着けましたが、腰から膝までは完全に濡れました。
体温で乾かすことにしました。
写真右奥の尖がったピークが野道山です。

弟見山、莇ヶ岳の稜線です。雄大です。熊の生息域だというのが理解できます。
一度この付近はゆっくり歩いてみたいです。

写真中央の小さな山は右田ヶ岳ではないかと思いますが、自信はありません。地図上では約35kmです。
海は周防灘でその先に薄く九重山系でしょうか、九州の山並みが見えています。

【後書き】
 この日、山中で出会ったのは6〜7人の1パーティだけでした。
 下山中に道を間違えました。この山域も案内板がほとんどありません。
 佐波川は三ツヶ峰の下から防府の右田ヶ岳の方に流れて行きます。
 この山域で切り出した巨木を佐波川の流れで海まで運び東大寺の再建に用いたとか。
 歴史のある地域のようです。

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